虚の筏25号に詩「オセロ・ライフ」掲載

   2020/10/27

洪水企画刊 「虚の筏」25号(2020.7.15発行)に、詩「オセロ・ライフ」を寄稿しました!

写真は印刷版ですが、電子版(PDF)が無料配布されていますので、上のリンクからご覧ください。
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時節柄、自粛強制期間中の閉塞感や人種差別問題と結びつけて解釈することもできそうですが、初稿を上げたのは2018年の年末でした。

胆振東部地震後の報道で語られる世界が、自分の(被災地近隣在住者として)実際に生活している世界と比べてあまりにも単純化されすぎている、という違和感、

その直後に奥尻島を訪れた時の、25年前の北海道南西沖地震でも島民たちが似たようなことを感じ、今もまだ感じ続けているのだ、という再認識、

だとしたらメディアを通じて知ったつもりになっている世界各地のさまざまな出来事の、自分に届く前に捨象されてしまっている色の膨大さとはいかほどなのか、を思った時の無力感、

……みたいなものがインスピレーションの発端だったと思うのですが、出来上がってみると、ただのオセロ詩になっていました。
どうぞ、ボードゲーム感覚で、気楽にお読みください。

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今号の執筆者は二条のほかに、
酒見直子さん、海埜今日子さん、平井達也さん、たなかあきみつさん、小島きみ子さん、久野雅幸さん、編集発行人の池田康さん。

洪水企画のサイトにはバックナンバーも掲載されています。たびたび寄稿しておりますので、お時間のあるときにでもお目通しいただければ幸いです!

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