詩素3号に詩「ジオラマ」掲載

   2020/10/27

洪水企画刊「詩素」3号に、 詩「ジオラマ」が掲載されました!

2017年11月1日発行の「詩素」3号。
過去2号をさらに上回る、力作ぞろいの号になっているのではないかという気がします。
執筆者同士が作者名を伏せられたお互いの原稿を読み、投票するのですが、今回はどの作品を推すかとても悩みました。

そんな中、拙作「ジオラマ」にも票を頂きましたこと、大変嬉しく思います。

以下、アンケートページに掲載された拙作へのご感想です。

「永遠がジオラマになるという博物館的奇想。空に子どもたちの指紋がつくという想の遥かさもいい。」(池田康さんより)

「博物館のなかに造られた不自然な場面にも物語を見出す作者の視点が好きです。博物館を出てからの世界では、時間が未来へと動いているのだと思いますが、それと同時に『永遠に終わらない今』があるということがわたしにとって発見でした。『透明の空は子どもたちの白い指紋でいっぱいだ』という句にも惹かれます。」(南川優子さんより)

「『ジオラマ』も好きな作品です。」(山本萠さんより)

博物館、資料館、ミュージアムと名付けられた施設には昔から目がなく、特に立体展示にはいつも心を躍らせています。
ですが時に、透明なアクリル板の中をのぞき込む自分と、のぞき込まれる展示物との違いは紙一重なのではないかと思うこともあります。
掲載作は、そんな着想の積み重ねから生まれました。

なお、巻末のレビューページには、札幌国際芸術祭2017への短評も書かせていただきました。

よろしければ、お手に取っていただければ幸いです。定価は税込500円。
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