詩素9号に詩「妖怪山おやじ」掲載
洪水企画の詩誌「詩素」9号に、 詩「妖怪山おやじ」が掲載されました!
2020年11月1日発行の「詩素」9号、拙作はpp.20-21に掲載されています。
北海道で育った人には常識かと思いますが、「山親爺」とはエゾヒグマの尊称。
千秋庵のCMソング「出てきた、出てきた、山親爺🎵」…の、アレです。
幸いなことに私は野生のヒグマと対面したことはありませんが、自然の豊かな地域で暮らしている以上、その存在を絶えず意識しないではいられません。
まして山の恩恵を受けて生きてきた人たちにとって彼らはただの獣ではなく、「親爺」という言葉には、深い畏れや敬愛が込められているのだろうと思います。
そんな存在が、心無い人たちの軽はずみな行為によって「害獣」化され「駆除」されていくさまを見るのはどんなにか切ないことだろうと、
この詩を書いた後に思いました。(書いた時は無意識でしたが)
たぶん道外の方には、あまりピンとこない作品なのだろうと思います。
というか、そもそも「山親爺」という言葉もご存じない方がほとんどなのでしょう。本当は補注を入れるべきだったのでしょうが、字数制限の関係で💧
そんな中でも、アンケートで本作品にお目を留めてくださった方がお二方いらっしゃいました。心より感謝いたします。
なお、巻末のレビューコーナー「端切れゔゅう」に、苫小牧市美術博物館で7月~9月に催された特別展「生誕100年/ロボットと芸術~越境するヒューマノイド」の感想も寄稿しています。
掲載誌の公式情報はこちら。
定価は税込500円、ご注文は発行元の洪水企画までどうぞ。(次号の投稿詩も募集中とのことです!)
なお二条の手元にもいくらか残部がありますので、ご興味のあるかたはお問い合わせフォームからご連絡ください。
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