虚の筏26号に詩「鬼の首」掲載

 

洪水企画刊 「虚の筏」26号(2020.12.15発行)に、詩「鬼の首」を寄稿しました!

写真は印刷版ですが、電子版(PDF)が無料配布されていますので、上のリンクからご覧ください。
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鬼の首を取ったように自慢気に言い立てる人、傍で見ていて気持ちのいいものじゃないけど、よく考えたら自分も結構やってるな……。

ということで、世間のごくごく普遍的な出来事を取り上げてはいるのですが、ご一読いただくとわかる通り、着想を得たのはTwitterからでした。

全国に緊急事態宣言の発出された2020年の春は、普段は三国志と詩のことぐらいしか流れてこない平和な@nijocenkaのタイムラインにも、さすがにいささか殺伐とした空気が漂ったものです。

文脈から切り取られた無数の言葉たちがさらし首のように陳列されている……そう思った瞬間、目の前に浮かび上がってきたのが、ブルーライトに照らし出された夜道と転がっている生首と草むら(ww)の光景でした。

きっと私のこの言葉も、草の根に転がっている首のひとつ。

どうかこのまま英雄さんたちには見つからずに、土へ還っていけますように。

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今号の執筆者は二条のほかに、
生野毅さん、伊武トーマさん、神泉薫さん、たなかあきみつさん、久野雅幸さん、編集発行人の池田康さん。

洪水企画のサイトにはバックナンバーも掲載されています。たびたび寄稿しておりますので、お時間のあるときにでもお目通しいただければ幸いです!

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